KAZU HAIR JOURNAL

髪質改善という言葉から、女性の長い髪や、艶のあるストレートヘアを思い浮かべる方も多いかもしれません。
でも僕は、男性だから必要、女性だから必要というものではないと思っています。
白髪染めを繰り返している。髪が硬く、毛先が収まりにくい。以前より艶が出にくくなった。短い髪なのに、朝のセットが決まりにくい。髪を軽くしてもらったのに、思ったほどボリュームが出ない。
このような変化があるなら、男性でも髪の状態を整えることには意味があると思っています。
今回ご紹介するのは、大阪市生野区・桃谷にある当サロンへ、毎月Bコースでご来店くださっている30代男性のお客様です。
ここでいう髪質改善とは、髪を真っすぐにする施術だけを指すものではありません。当サロンでは、カラー、髪質・頭皮改善ヘアエステ、カット、ご自宅での乾かし方を組み合わせ、毎日の扱いやすさを整えていく考え方として使っています。
そのために、高濃度美容液カラーだけではなく、髪質改善ヘアエステとカットを一緒に行っています。
毎月、高濃度美容液カラーを続けている30代男性
このお客様は、硬くしっかりした髪です。白髪が気になるため、毎月Bコースでご来店いただいています。Bコースは、
- 似合わせメンテナンスカット
- カラー
- 髪質・頭皮改善ヘアエステ
を組み合わせたコースです。カラーには、高濃度美容液カラーを使用しています。

今回考えているのは、白髪を濃く染めることだけではありません。白髪はできるだけ自然に染めながら、必要以上に暗くならないようにすること。そして、硬くしっかりした髪の質感を、少しでも柔らかく扱いやすい状態へ整えることです。
短い髪だから、髪の状態を考えなくてもよいわけではありません。むしろ短い髪は、毛先の向きや表面の浮き、後頭部の丸みなどが、そのまま髪型に表れやすいことがあります。
来店時に毎回気になっていた、毛先の収まり
このお客様の髪を毎月見ている中で、気になっていたことがあります。それは、ご来店時の毛先の収まりです。
今回の来店時も、髪そのものの量や後頭部の丸みはありました。ただ、表面には細かな浮きがあり、毛先の向きも均一ではなく、全体の輪郭が少しぼやけて見えました。

最初に考えたのは、
ということでした。
カラーの影響なのか。髪の硬さなのか。カットの形なのか。それとも、ご自宅での扱い方なのか。
一つずつ振り返る中で、お客様が普段、髪をほとんど乾かしていないことも関係しているのではないかと考えました。
髪を乾かさないことも関係しているのかもしれません
このお客様は、ご自宅で髪を乾かす習慣がありません。髪を洗った後は、ドライヤーを使わず、そのまま自然に乾かしているそうです。
もちろん、来店時の毛先が収まりにくかった原因を、すべて自然乾燥のせいにはできません。髪の生え方、硬さ、カラー履歴、カットからの日数、寝ている間の摩擦など、いくつもの要因が考えられます。
それでも、濡れた髪がさまざまな方向を向いたまま乾くと、毛流れが揃いにくくなることがあります。短い髪でも、乾かす方向によって、
- 表面の浮き
- 毛先の向き
- 後頭部の丸み
- サイドの収まり
- 艶の見え方
は変わります。

サロンで髪を整え、ご自宅でも一度きちんと乾かす。その積み重ねによって、特別なセットをしなくても、乾かすだけで収まりやすい状態を一緒につくっていくという考え方です。
男性にも髪質改善ヘアエステは必要ですか?
僕は、必要かどうかを性別だけで決めるものではないと思っています。男性でも、
- 毎月白髪を染めている
- 髪が硬く、収まりにくい
- 艶が出にくくなった
- 毛先がふわふわする
- 朝のセットに時間がかかる
- 年齢とともに髪の印象が変わってきた
という方には、髪質改善ヘアエステが一つの選択肢になることがあります。
ただし、髪質改善ヘアエステをすれば、すべての悩みが解決するわけではありません。髪の質感を整えることと、髪型の形をつくることは、同じではないからです。
高濃度美容液カラーは、白髪を染めるだけではありません
今回、高濃度美容液カラーを続けているのは、白髪を染めることだけが目的ではありません。
このお客様は、硬くしっかりした髪です。白髪は染めたい。でも、暗くなり過ぎることは望んでいない。できる範囲で明るさを残しながら、毛先の収まりや髪の質感も整えたい。
そうしたご希望と髪の状態を見ながら、高濃度美容液カラーを選んでいます。
ただし、
ということではありません。髪の硬さや収まりには、生まれ持った髪質、カット、乾かし方、施術履歴なども関係します。
今は、白髪を染めながら、その方の髪を少しでも扱いやすい状態へ近づける方法の一つとして続けています。
髪質改善ヘアエステだけでは、髪型はつくれません
施術後の髪に艶が出て、手触りが整っても、それだけで髪型の形が決まるわけではありません。
後頭部の丸みをどこにつくるのか。サイドをどの位置へ収めるのか。襟足をどのようにつなげるのか。どこを軽くして、どこに厚みを残すのか。
この部分は、カットの役割です。
特に男性の髪では、
「硬いから、たくさんすいておきます」
というカットを経験している方もいらっしゃいます。
毛量を調整すること自体が悪いわけではありません。大切なのは、どこを減らし、どこを残すかだと思っています。
必要な部分まで軽くしてしまうと、髪の量は減っているのに、トップのボリュームが出にくくなったり、毛先だけがふわふわしたりすることがあります。髪型を支えるための厚みまで少なくなると、ワックスやパーマだけでは扱いにくいこともあります。
「あんた、ボリューム出るんや」
これは今回のお客様とは別の男性のお客様のお話です。
その方から、
と言っていただいたことがあります。さらに、奥様からも、
と言われたそうです。
この言葉を聞いたとき、僕も嬉しかったです。

新しく髪が増えたという話ではありません。必要なところの髪を残しながらカットし、今ある髪を生かせる形へ少しずつ整えてきたことで、以前より自然なボリュームを感じられるようになったのだと思っています。
軽くすれば、必ずボリュームが出るわけではありません。髪が互いに支え合える厚みを残すことも、ボリュームを考えるうえでは大切です。
同年代がパーマを始める頃に考えたいこと
年齢を重ねると、髪のボリュームが気になり、パーマを選ぶ男性も増えてきます。
もちろん、パーマが合う方もいらっしゃいます。動きやボリュームをつくるために、パーマが必要な場合もあります。
ただ、すぐに何かを足す前に、
- 必要な部分まですかれていないか
- 今ある髪の厚みを生かせないか
- カットで丸みをつくれないか
- 髪の質感を整えることで扱いやすくならないか
を確認することも大切だと思っています。
髪の艶、丸み、自然なボリュームは、顔まわりの印象にもつながります。無理に若く見せるのではなく、今ある髪を大切にしながら、自然に整って見える状態を保つ。男性にとっての髪質改善は、そうした年齢の重ね方を考えることでもあると思っています。
施術後は、乾かしただけでも丸みが見えました
今回も、高濃度美容液カラー、髪質・頭皮改善ヘアエステ、似合わせメンテナンスカットを行いました。
施術後、髪を乾かした段階では、来店時と比べて表面の毛流れが整い、後頭部にも自然な丸みが見えやすくなりました。毛先の輪郭も揃い、全体の艶も感じやすくなっています。

ただし、今回の変化を、
「髪質改善ヘアエステだけで変わった」
「カットだけで変わった」
と、一つの理由には決められません。
高濃度美容液カラー、髪質改善ヘアエステ、カット、そして乾かしたこと。今回の組み合わせが、このお客様の今の髪に合っていた可能性があります。
本当の確認は、次回来店時です
施術した日に綺麗になることは、もちろん大切です。でも、僕が本当に見たいのは、次に来られたときの髪です。
ご自宅で乾かすことを少しでも続けてもらえたら、
- 毛先の収まりは変わるのか
- 表面の浮きは減るのか
- 後頭部の丸みは保ちやすくなるのか
- 艶の見え方は変わるのか
- 朝のセットがラクになるのか
を確認できます。
反対に、乾かしても同じ状態へ戻るなら、カットやカラー、髪質改善ヘアエステの方法をもう一度考える必要があります。
男性の髪質改善は、毎日をラクにするためのもの
男性の髪質改善は、艶のある髪を見せるためだけの特別な美容ではありません。
白髪を染めながら、硬い髪を扱いやすくする。必要な髪を残して、カットで丸みをつくる。自宅で乾かしたときにも、形になりやすい状態を目指す。
その結果として、
- 朝のセットが少しラクになる
- ワックスに頼り過ぎなくなる
- パーマをしなくても自然な丸みが出る場合がある
- 清潔感のある印象を保ちやすくなる
ことにつながる可能性があります。
高濃度美容液カラー、髪質改善ヘアエステ、カット、そしてご自宅で乾かすこと。そのすべてを一つにつなげながら、その方に合った「乾かすだけで綺麗」を一緒につくっていきたいと思っています。
よくあるご質問
Q. 男性にも髪質改善ヘアエステは必要ですか?
すべての男性に必要ということではありません。白髪染めを繰り返している方、髪が硬く収まりにくい方、艶やボリュームが気になってきた方には、一つの選択肢になると思っています。
Q. 短い髪でも髪質改善をする意味はありますか?
短い髪は、表面の浮きや毛先の向き、後頭部の丸みが髪型に表れやすいことがあります。毎日のセットをラクにしたい方には、髪の状態を整える意味があると考えています。
Q. 髪質改善をすれば、乾かさなくてもまとまりますか?
何もしなくてもまとまるという意味ではありません。サロンで髪を整え、ご自宅でも乾かすことで、毛流れや形を再現しやすくなると考えています。
Q. 高濃度美容液カラーは、硬い髪を柔らかくできますか?
硬い髪が必ず柔らかくなるとは言えません。当サロン(KAZU Hair Atelier & Reborn)では、白髪を染めながら、髪の状態や質感、収まりまで考える方法の一つとして使用しています。
Q. 髪をすくと、ボリュームは出やすくなりますか?
毛量調整が必要な場合もありますが、必要な部分まで軽くすると、髪型を支える厚みが減り、かえってボリュームが出にくくなることもあります。どこを減らし、どこを残すかが大切です。
Q. ボリュームを出すには、パーマが必要ですか?
パーマが合う方もいますが、全員に必要とは限りません。まずはカットで今ある髪を生かせるか、すかれ過ぎていないか、髪の質感を整えることで扱いやすくなるかを確認します。
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